このシリーズでは、TOEICテストで800点超えを達成したTOEIC上級者の勉強法を公開します。
今回はTOEICスコア890点のtomoさんが書いた、TOEICテストで800点を取得するための勉強法をご紹介します。
目次
TOEICで800点を超える!リスニング勉強法
800点を目指す方であればTOEICはリスニングをメインにやりましょう。リーディングより簡単ですし、後半で解説しますがリスニングを勉強していくとリーディングも力もついていきます。
まずは単語をやりましょう
高得点を取るためにまず最初に必要なのは、単語です。理由は2つあって、1つ目は勉強をしていく中で知らない単語の数が多すぎるとストレスになってしまうから。2つ目は単語がわからないせいで解けないのか、それ以外の原因で解けないのかを識別する必要があるからです。
出来ない原因を明確にするために、単語は最初に一気に覚えてしまうのが良いです。例えばリスニングでは単語や表現は知っているのに聞き取れなということが頻繁に起こります。スクリプトを見ると簡単なのに‥ということがよくありますよね。そのような現象を解決するには解決策が必要ですが、単語をそもそも知っていないと原因を突き止められないのです。単語を知らないから聞き取れないという状態を脱するために単語は最初にやるべきです。
オススメの単語帳は金のフレーズです。フレーズになっているので覚えやすく、音声もフル活用できるためかなり覚えやすいです。日本語の音声が入っていない英語版のみのファイルをたくさん聞いて、耳から慣れていくような感じで勉強しましょう!何度も声に出すことが大事です。この本を完璧にすれば800点を目指す語彙力は必ず付きます。
公式問題集を週1回を目安に解く!満点模試を5個作れ!
単語帳の暗記が終わったら、公式問題集、模試どちらでもいいので満点が取れるものを5つは作りましょう。200問×5という意味です。私のおすすめは、公式問題集、TOEIC(R) L&Rテスト 至高の模試600問、TOEIC(R)テスト 新形式精選模試 リーディング、リスニングあたりです。ここらへんは個人の好みなのでどれでもいいかなと思います。
私は至高の模試についているマークシートが好きで大量にコピーして使っていました。何が良かったのかというと勘ボックスというチェック欄があり、勘で解いた問題はそこに印をつけられるのです。後で復習のしやすさが大幅に変わります。
公式問題集、模試を買ったら200問の問題をとにかく量をこなすよう意識しましょう。私は5個目の模試でだいたい800点は取れるだろうという正答数になりました。つまりだいたい80%くらいの正答率です。ですからこの記事を読んでいる皆さんもまず満点模試を5つ作ることを挑戦してみて下さい。満点模試とは私が勝手に考えた言葉ですが、文字通り満点が取れる模試のことです。徹底的に復習して一回解いた問題は、次に解いたら満点という状態を目指しましょう。
模試は分割して解いてもOK
2時間で200問解くようにしたかったのですが、私はなかなか集中力がなくリスニングとリーディングは分けて勉強していました。調子の悪い時は、リスニングのpart3に差し掛かったくらいのところで、今日はやる気しない!と放り投げてしまうようなこともよくありました(時間にすると20分くらい!?笑)。
なので2時間集中力が持たなくて自分にイライラしてしまう方の気持ちがよくわかります。聞けない、読めない英語に触れて2時間耐えるなんて難しい話だと思います。ですから勉強から遠ざからないためにも分割して少しでいいから前に進むことを意識しましょう。
復習の仕方はリスニングをメインに
復習は時間のほとんどをpart3,4のシャドーイングにあてましょう。part1,2はスクリプトを見ながら音声を1回聞くくらいでいいと思います。なぜそこまでPart1,2に時間を掛けないかというと、Part1,2は単発の問題なので何問か解けない問題があったとしてもそこまでスコアにダメージは与えないと予想できるからです。
Part1,2で何問か落とすことよりも、Part3,4で文章まるまる一つ聞けなくて一気に3問落とすことのほうが怖いですよね。またPart3,4という30秒近い長さの負荷のかかる勉強は、Part1,2を包含していることも理由の一つです。時間に余裕のある方はディクテーションをPart1,2でしても良いと思います。
シャドーイングのやりかた
まずはスクリプトを見てリーディングの問題だと思って英文解釈と単語や表現の確認をしましょう。これが終わったらサイト・トランスレーションをします。英語をスラッシュで区切りながら日本語に訳す作業です。これが出来ると意味を一通り理解できたことになります。
次にゆっくりでいいので音読してリエゾンを確認しましょう。慣れてくるとどこが連結するか、どこが消失するかが予測できるのでこの点を意識して音読しましょう。次にスクリプトを見ながらオーバラッピングをします。これで実際の音を確認していきまましょう。
最後にシャドーイングをできるようになるまで繰り返します。上記の作業は1つの問題に対して最低10分はかかると思います。かなり疲れると思いますが実力はかなり付きます。さらにリーディングの勉強も含まれているので読解の力も自然とつくのです。
リーディングは文意が取れればOK
リーディングは単語の暗記に使うイメージです。さっと1回読むくらいで済ませてOKだと思います。もちろん分からない文があったらそこは英文解釈をするなどの作業は必要です。ただTOEICはそこまで複雑は構文は出ないので単語を確認できたら文意を推測できるので、読めることが多いと思います。私はわからない単語はノートに書き留めて、暇な時間に眺めていました。繰り返しになりますが800点を目標にするならまずリスニングに時間を割きましょう。
リスニングの勉強がリーディングに活きる!?
リスニングはシャドーイングを中心に勉強をオススメしますが、これを続けていくとリーディングの最中も頭の中で英語の音声が流れるようになってきます。この音声に乗っかりながらリーディングをしていくことになるので読むスピードが上がります。
また、発音やリエゾンを勉強するとシャドーイングがしやすくなりリスニング力が上がります。ここまではよく言われる話だと思うのですが、これを続けていくとリーディングにも良い影響をもたらしてくれます。リーディングは音声が頭の中でスラスラ出てくるようになるとスピードが上がるのですが、その時に正しい発音やリエゾンを知っているとスムーズに英語の音声化が自分の脳で成されます。すると脳内での音読のスピードが上がり、結果としてリーディングスピードが上がるのです。
発音のおすすめ本は英語耳と英語リスニングのお医者さん初診編の2冊です。前者は個別の発音について、後者はリエゾンについて学べます。発音なんてTOEICに出ないじゃんと言わずやってみてください。この2冊をやれば必ず効果を感じられます。
プロフィールとTOEIC公式認定証
今回のブログ記事を執筆して頂いたライターさんのプロフィールと、TOEIC公式認定証です。
tomo大学受験以来英語学習から離れていましたが、TOEIC受験を機に英語の勉強を再開しました。仕事で英語を使う機会も多少あり、TOEICでの勉強が活きていると感じます。満点を目指して今は勉強をしています。