このシリーズでは、TOEICテストで800点以上を取得した上級者の勉強法を公開します。
今回はTOEICスコア855点の「kenzoさん」が、ご自身の経験を元に、TOEICテストで800点を取得するための勉強法を解説します。
目次
800点獲得に必要なものは2つだけ
800点獲得に必要になるのは、「単語知識」と「TOEIC模試」の2つだけです。実際私はこの2つにフォーカスして1ヶ月程度で855点まで到達しました。
参考書は単語帳とTOEIC模試の2冊だけで十分です。おすすめの単語帳は後述します。
単語帳で学習をすべき理由
「単語知識」が重要となるのは、全ての英文は全て単語で構成されているからです。これは当たり前の話ですよね。つまり、幅広い単語知識を習得していれば長文読解や文法問題にも応用が効いてくるといわけです。
もちろん、ただ単語帳を眺めているだけでは時間を浪費するだけになるので、詳しい学習法は後述します。
TOEIC模試で学習すべき理由
単語帳を何周かして基本単語が頭に入ってきたら、TOEICの模試を使った学習も始めましょう。試験時間が限られている中で長文を読解するには、ある程度の「慣れ」が必要です。
単語知識で土台を作りつつ模試で慣れを作り、800点到達までの具体的なイメージを作っていくということです。
具体的な学習法:単語帳と模試の往復
試験まで1か月程度時間があるとして、具体的な学習手順は、単語帳を丸暗記(1〜2週間目)、模試を解きまくる(3〜4週間目)といった感じです。ただし、何も考えずに単語帳などを開いていても頭に入らず意味がありません。
単語帳と模試に取り組むにもしっかりと戦略がありますので、ここでは実際に私が実践した内容をベースに解説していきます。
単語帳学習:1回で覚えなくてOK
単語帳の使い方が下手な人は1回目から全部覚えようとしますが、普通はそんなこと無理です。何周もするという前提で速さを意識しましょう。1000語以上の単語を一発で覚えようとするのは普通に考えて無理なので、スピードを意識しつつ苦手単語を洗いだしていきましょう。
実際に私が学習した際は、最低1日1周するくらいのペースで単語帳は毎日触れていました。1日1周が無理でも、繰り返し間違える単語を洗いだして、その単語だけは寝る前に復習するなどでも記憶への定着は見込めます。
模試学習:最初から800点超えなくてOK
単語帳で英語の土台が固まってきたら、模試の学習を解いていきましょう。模試は、いきなり800点を超えられなくてOKです。復習を重視して学習しましょう。
模試を最初解いた際に、800点を下回ってしまっても凹む必要はありません。より大事なのは復習をしっかりすることです。勉強しても定着しない人は、復習を怠っているからです。復習をしっかりすることが高得点獲得のカギです。
■復習のやり方
- 間違えた問題をチェックして、それらだけを解きなおす
- 間違えた問題の解説を精読し、自分が間違えた理由を理解する
- ノートに間違いやすい知識などをまとめていく
復習のやり方に関しては、ご自身が普段の英語学習の際に慣れている方法で復習をして頂いて問題ありません。復習はその日のうちにやってしまい、夜寝る前などに軽く見返しておくと記憶の定着がはかどります。ここでは気負い過ぎず「軽く見返す」程度でOKです。
復習が完了したら数日あけて、再度同じ問題にトライしてみましょう。もちろん2回目で800点超えなくても問題なしです。ちなみに、模試は実際の問題よりも難しく設計されているので、直前になっても800点超えないというのも全く問題なしです。同じ問題を繰り返し解いていくと、だんだん時間を短縮しつつ、正答率を高める感覚が磨かれていき、点数UPに繋がります。
どれくらい本番まで時間が残っているかによりますが、
- 模試を解く
- 復習する
- 時間を空けて、再トライする
できれば満点が取れるようになるまで上記のセットを4周くらいできれば、高確率で800点が取れます。
というわけで、具体的な勉強法をまとめますと、
- 単語帳を「速さ」を意識して、何周も読み返し暗記
- 基礎単語が定着してきたら、模試の勉強を開始(1回目から800を超えなくてOK)
- 模試の復習を重ねつつ、満点がとれるまで模試を解く
といった流れです。
参考書を2冊紹介
最後に実際に私が使用していた参考書を紹介します。
単語帳は以下を使用しました。基礎~応用的な単語まで幅広くカバーされており、TOEIC800に向けてはこの1冊で十分です。
・速読速聴・英単語 Core1900
模試は以下を使用しました。
・TOEIC(R) L&Rテスト 至高の模試600問
最後に
ここまでの話を聞いて、「地味な勉強法だな」と感じたのではないでしょうか。そうです、実際800点到達までの道のりは「地道な努力の積み重ね」でしかありません。
つまり、簡単に800点到達するショートカットのような裏技はほとんど存在しないのです。ですので、いつまでも「TOEIC 800点 勉強法」で検索して時間を浪費しないでください。
私が教えられる勉強のノウハウは、すべてこの記事で紹介しました。やるべきことは、今目の前にある参考書を1ページでも進めていくことです。
TOEIC800点を超えると、キャリアの幅も広がり、人生の可能性が今よりもグンと広がります。実際この記事を書くという仕事を任せていただいているのも、私がTOEICを800点以上の保持者だからです。英語を勉強して未来の自分へ投資しましょう。
プロフィールとTOEIC公式認定証
今回のブログ記事を執筆して頂いたライターさんのプロフィールと、TOEIC公式認定証です。
- KenzoTOEIC855点保持者です。ブログを通して、心理学的知識や無印アイテム情報などを発信しています。よかったらご覧ください。ブログのリンク:けんぞうの知識メモ(https://kenzooooo.com)