このシリーズでは、いろんな種類の類義語を学習します。今回は「疲れた」という意味を持つ英単語の使い分けとニュアンスの違いを解説します。
「疲れた」の英単語
tired, weary, exhausted, worn-out, fatigued, drained
使い分けのポイント
tiredは「疲れた」という意味で使う最も一般的な形容詞で、肉体的な疲れだけではなく、人の話や行動に「うんざりした」という精神的な疲れについても使うことができます。wearyとworn-outはtiredよりもさらに疲れていることを表します。wearyはtiredよりも硬い表現で、長い間何かをして疲れたという意味、またはtiredと同様に「うんざりした」という意味で使います。worn-outはtiredよりも口語的な表現で、きつい肉体労働や運動で「くたびれた」ことを表します。worn-outはtired、wearyと違い、うんざりしたという意味では使いません。
exhaustedはwearyとworn-outよりもさらに疲労がひどいことを表す表現で、長い休息が必要であることを含意します。fatiguedは体力が低下するほどに心身が疲労していること、drainedは体力や気力をすっかり消耗した状態を表す表現です。
【目次】
tired
[形容詞の主な意味]
(人が)疲れた。(人が)(人の話・行動などに)うんざりした。[最も一般的な表現]
[発音]
táiərd タイアード(アクセントは、タ)
[比較変化]
比較級: more tired
最上級: most tired
[例文]
Jim was so tired that he fell asleep as soon as he lay down.
訳:ジムはあまりにも疲れていて、横になるとすぐに眠ってしまった。
【BACK】
weary
[形容詞の主な意味]
(人が)(長年の労働・長い旅などで)とても疲れた。
[発音]
wíəri ウィアリー(アクセントは、ウィ)
[比較変化]
比較級: wearier
最上級: weariest
[例文]
Jeff has a weary expression caused by working long hours for many years.
訳:長年の長時間労働のせいで、ジェフはとても疲れた顔になっている。
【BACK】
exhausted
[形容詞の主な意味]
(人が)(長い休息が必要なほど)疲れきった。
[発音]
igzɔ́ːstid イグゾースティッド(アクセントは、ゾー)
[比較変化]
比較級: more exhausted
最上級: most exhausted
[例文]
Jack was exhausted after completing the marathon.
訳:マラソンを完走したジャックは疲れきっていた。
【BACK】
worn-out
[形容詞の主な意味]
(人が)(きつい肉体労働・運動などで)くたびれた。[口語的な表現]
[発音]
wɔ́ːrnáut ウォーナウト(アクセントは、ウォー)
[比較変化]
比較級: more worn-out
最上級: most worn-out
[例文]
My son is worn out because he was running around in the park all day.
訳:息子は一日中公園で走り回っていたのでくたびれた。
【BACK】
fatigued
[形容詞の主な意味]
(人が)(体力が低下するほど)疲労した。[硬い表現]
[発音]
fətíːgd ファティーグド(アクセントは、ティー)
[比較変化]
比較級: more fatigued
最上級: most fatigued
[例文]
Working two jobs often leaves Alicia feeling fatigued.
訳:2つの仕事を掛け持ちしているせいで、アリシアはひどい疲労感をよく感じる。
【BACK】
drained
[形容詞の主な意味]
(人が)(体力・気力を消耗して)疲れ果てた。
[発音]
dréind ドレインド(アクセントは、レ)
[比較変化]
比較級: more drained
最上級: most drained
[例文]
She felt drained after listening to him talk about his problems for 2 hours.
訳:彼が自分の問題を2時間話し続けるのを聞いて、彼女は疲れ果てた。
【BACK】
以上、ご閲覧ありがとうございました。