このシリーズでは、いろんな種類の類義語を学習します。今回は「音」という意味を持つ英単語の使い分けとニュアンスの違いを解説します。
「音」の英単語
sound, noise, racket, din, note
使い分けのポイント
soundは「音」を意味する一般的な名詞で、どのような音についても使うことができます。noteは楽器や歌声の「音」の一つ一つを意味し、high note「高音」、low note「低音」のように音の高さを表す単語と使われることが多いです。
noiseはうるさくて不快な「雑音」、「騒音」を意味し、関連語に「うるさい」ことを意味する形容詞のnoisyがあります。racketは人がたてる音について「騒ぎ」という意味で使うことが多い表現です。dinは長時間続く「騒音」を意味し、人だけでなく機械がたてる音についても使います。noiseは必ずしも大きな音について使うとは限りませんが、racketとdinは大きくうるさい雑音に限定して使います。
【目次】
sound
[名詞の主な意味]
音、物音。(映画などの)音声。[最も一般的な表現]
[発音]
sáund サウンド(アクセントは、サ)
[語形変化]
単数形: sound
複数形: sounds
[例文]
I heard the sound of cars going past outside.
訳:外で車が通る音が聞こえた。
【BACK】
noise
[名詞の主な意味]
(不快な)騒音、雑音。(原因の分からない)音。
[発音]
nɔ́iz ノイズ(アクセントは、ノ)
[語形変化]
単数形: noise
複数形: noises
[例文]
Carla heard a strange noise coming from the kitchen.
訳:台所から変な音がしているのがカーラには聞こえた。
【BACK】
racket
[名詞の主な意味]
(とてもうるさい)騒音、大騒ぎ。[口語的な表現]
[発音]
rǽkət ラケット(アクセントは、ラ)
[語形変化]
単数形: racket
複数形: 無し
[例文]
Edward couldn’t concentrate with the children making such a racket.
訳:子供達の大騒ぎのせいで、エドワードは集中できなかった。
【BACK】
din
[名詞の主な意味]
(長く続く)騒音。[口語的な表現]
[発音]
dín ディン(アクセントは、ディ)
[語形変化]
単数形: din
複数形: 無し
[例文]
Bob couldn’t hear what Carl was saying because of the din of the machinery.
訳:機械の音がうるさくて、ボブはカールの言っていることが聞こえなかった。
note
[名詞の主な意味]
(楽器・歌声などが出す一つ一つの)音。
[発音]
nóut ノウト(アクセントは、ノ)
[語形変化]
単数形: note
複数形: notes
[例文]
She sang the high notes beautifully.
訳:彼女は高音を美しく歌った。
【BACK】
以上、ご閲覧ありがとうございました。