このシリーズでは、いろんな種類の類義語を学習します。今回は「真面目な」という意味を持つ英単語の使い分けとニュアンスの違いを解説します。
「真面目な」の英単語
serious, earnest, diligent, sincere, grave, humorless
使い分けのポイント
seriousには「重大な」、「深刻な」という基本的な意味がありますが、物事を「真面目に考えている」という意味もあります。seriousには「真面目すぎる」という意味もあり、主にネガティブなニュアンスで人の性格を言い表す際に使います。
earnestは「誠実である」こと、または物事に対して取り組む様が「熱心である」ことを意味します。diligentは「勤勉な」という意味で、目標や目的に向けて着実に努力し続ける様子を表します。sincereは心に偽りがなく「誠実である」ことで、人の性格、または言動について使うことができます。
graveは「厳粛な」という意味で、悪い知らせを受けた人の表情などを言い表す際に使います。graveはseriousよりも硬い表現で、より悪く深刻な事態が生じたことを含意します。
【目次】
serious
[形容詞の主な意味]
(人・性格が)真面目に考える、真面目すぎる。(話・表情などが)真剣な。(人が~について)本気の。
[発音]
síəriəs スィアリアス(アクセントは、スィ)
[比較変化]
比較級: more serious
最上級: most serious
[例文]
Dennis is always serious about everything.
訳:デニスは何をするにもいつも真面目だ。
【BACK】
earnest
[形容詞の主な意味]
(人・努力などが)熱心な、一生懸命な。(感情などが)誠実で真剣な。
[発音]
ə́ːrnist アーニスト(アクセントは、アー)
[比較変化]
比較級: more earnest
最上級: most earnest
[例文]
She is earnest about her studies.
訳:彼女は勉強熱心だ。
【BACK】
diligent
[形容詞の主な意味]
(人・態度などが)(目標に向けて着実に努力し続けて)勤勉な。[硬い表現]
[発音]
dílidʒənt ディリジャント(アクセントは、ディ)
[比較変化]
比較級: more diligent
最上級: most diligent
[例文]
Sally was impressed with his diligent attitude to his work.
訳:サリーは彼の仕事に対する真面目な姿勢に感心した。
【BACK】
sincere
[形容詞の主な意味]
(人・発言・行動が)偽りのない、心から誠実な。
[発音]
sinsíər スィンスィア(アクセントは二つ目の、スィ)
[比較変化]
比較級: sincere, more sincere
最上級: sincerest, most sincere
[例文]
Jackson Manufacturing is making sincere efforts to improve safety in its factories.
訳:Jackson Manufacturing社は工場内の安全向上に誠実に取り組んでいる。
【BACK】
grave
[形容詞の主な意味]
(表情・態度などが)厳粛な(げんしゅくな)、重々しい。[硬い表現]
[発音]
gréiv グレイヴ(アクセントは、レ)
[比較変化]
比較級: graver
最上級: gravest
[例文]
Peter came into the room with a grave expression on his face.
訳:ピーターは深刻な面持ちで部屋に入ってきた。
【BACK】
humorless
[形容詞の主な意味]
ユーモアを解さない、くそ真面目な、真面目一方の。
[発音]
hjúːmərləs ヒューマレス(アクセントは、ヒュー)
[比較変化]
比較級: more humorless
最上級: most humorless
[例文]
Jane had thought her boss was a humorless man, so she was surprised to see him telling jokes.
訳:ジェーンは上司がユーモアのない人だと思っていたから、彼がジョークを言っているのを見て驚いた。
【BACK】
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