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TOEIC Part5 練習問題と解説 (No.25)

英語・英単語・TOEIC学習 Eigo Love

このシリーズではTOEIC Part5 の練習問題とネイティブ先生による解説を公開します。

TOEIC Part5 短文穴埋め問題 No.25

英文の空欄に該当する最も適切なフレーズを(A)~(D)の選択肢から選んでください。

1. Ms. Perez is one of Kelsen Publishing’s __________ experienced members of staff.

   (A) most
   (B) highest
   (C) the most
   (D) the highest

2. Parking at the venue is limited, __________ we recommend using public transport if possible.

   (A) so
   (B) since
   (C) because
   (D) once

3. Ms. Yamamoto is adept at __________ with customer complaints.

   (A) taking
   (B) handling
   (C) dealing
   (D) processing

4. It only __________ 20 minutes to get from the airport to the city center by taxi.

   (A) travels
   (B) costs
   (C) lasts
   (D) takes

5. Professor Alfonso Morales from Haberton University will be the keynote __________ at the conference.

   (A) speak
   (B) speech
   (C) speaker
   (D) speaking






TOEIC 練習問題の答えと解説

1. 正解は(A)の「most」

【解説】experiencedは「経験がある」ことを意味する形容詞で、空欄に入る単語はこの形容詞を修飾します。副詞としてのhigh、またはその最上級であるthe highestはHe climbed high on the ladder.(彼ははしごの上の方へ上った)のように使うため、問題文のように形容詞の直前で使うことはできません。また、空欄の前にはKelsen Publishing’s(Kelsen Publishing社の)という名詞の所有格がありますが、名詞の所有格の後ろでは定冠詞のtheは使わないため、the mostも選択肢から除外できます。空欄に入るのはmostです。

【英文】Ms. Perez is one of Kelsen Publishing’s most experienced members of staff.
訳:ペレスさんは、Kelsen Publishing社の最も経験がある社員の一人だ。
選択肢:most、highest、the most、the highest

2. 正解は(A)の「so」

【解説】選択肢はすべて接続詞です。空欄にふさわしい接続詞を選ぶには空欄前後の節がどのような関係にあるかを理解する必要があります。空欄前のParking at the venue is limitedは「会場の駐車場は限られている」という事実について述べており、空欄後のwe recommend using public transport if possibleはそれを踏まえたうえで「可能であれば公共交通機関を使うことをおすすめする」と提案しています。つまり、「会場の駐車場が限られている」ことが空欄後の提案を行う理由であることが分かります。従って、空欄には「~というわけで」という意味をもつsoが入ります。becauseも原因を表す接続詞として使いますが、その場合にはWe recommend using public transport if possible because parking at the venue is limited.という順序にする必要があります。

【英文】Parking at the venue is limited, so we recommend using public transport if possible.
訳:会場の駐車場は限られているので、可能であれば公共交通機関のご利用をおすすめします。
選択肢:so、since、because、once

3. 正解は(C)の「dealing」

【解説】選択肢はすべて動詞の現在分詞です。空欄の後ろにはwith customer complaints(顧客からの苦情)がありますが、「with+名詞」とともに使うことができるのはdealingのみで、「deal with+名詞」は「(名詞)に対応する」ことを意味します。なお、taking care of customer complaints、handling customer complaints、processing customer complaintsのように表現すれば、他の選択肢でも「対応する」、あるいは「対処する」というニュアンスで使うことができます。

【英文】Ms. Yamamoto is adept at dealing with customer complaints.
訳:山本さんは顧客からの苦情に対応するのが非常にうまい。
選択肢:taking、handling、dealing、processing

4. 正解は(D)の「takes」

【解説】to get from the airport to the city center by taxi(タクシーで空港から都心に行くこと)とあることから、空欄には20 minutes(20分)とつなげて「20分かかる」という意味になる単語を入れる必要があると推測できます。選択肢はすべて三人称単数現在形の動詞ですが、travelsは「旅行する」、lastsは「続く」という意味であるため、空欄に入れるには適していません。costsとtakesはどちらも「かかる」ことを意味しますが、costはおお金が「かかる」場合に使い、takeは時間が「かかる」場合に使います。従って空欄にはtakesが入ります。

【英文】It only takes 20 minutes to get from the airport to the city center by taxi.
訳:空港から都心まではタクシーで20分しかかからない。
選択肢:travels、costs、lasts、takes

5. 正解は(C)の「speaker」

【解説】問題文の主語はProfessor Alfonso Morales(アルフォンソ・モラレス教授)という人物です。その後にbe動詞の未来形will be、そして定冠詞のtheがあることから、この文が「モラレス教授は~だ」と述べている文であることが分かります。keynoteは「要旨」や「基調」を意味する名詞ですが、Professor Morales will be the keynoteのままでは「モラレス教授は基調だ」という不自然な文になってしまいます。従って空欄にはkeynoteとともに適切な複合名詞を作る単語を入れる必要があります。選択肢の中で名詞であるのは、「演説」を意味するspeechと「話者」や「講演者」を意味するspeaker、そして「話すこと」を意味するspeakingです。主語が「モラレス教授」であるということを踏まえると、空欄に入れる名詞として適切なのはspeakerです。

【英文】Professor Alfonso Morales from Haberton University will be the keynote speaker at the conference.
訳:その会議の基調講演者は、Haberton大学のアルフォンソ・モラレス教授だ。
選択肢:speak、speech、speaker、speaking