このシリーズでは、いろんな種類の類義語を学習します。今回は「合図する」という意味を持つ英単語の使い分けとニュアンスの違いを解説します。
「合図する」の英単語
使い分けのポイント
gestureは「身振り」や「手振り」を意味する名詞としてだけではなく、「合図する」ことを意味する動詞としても使うことができます。動詞としてのgestureも名詞としての意味を反映しており、“She gestured for her children to be quiet while she was on the phone.”(彼女は子供達に、電話中は静かにするようにと身振りで伝えた)のように、「身振りや手振りで~するように合図する」ことを意味します。beckonはgestureよりも使い方が限られる動詞で、相手に「近くに来るように」、または「ついて来るように」と手や指で合図する場合にだけ使います。
waveは、相手に挨拶をするため、または合図を送るために手や手に持った物を繰り返し振ることを表します。signalは「信号」や「合図」という意味をもつ名詞としてよく使われますが、動詞として用いると、相手に何かを伝えるために、身振りや手振りに限らず、物や音などを使って「合図を送る」ことを意味します。
【目次】
gesture
[動詞の主な意味]
(人に何かをするように)(身振り・手振りで)合図する。
[発音]
dʒéstʃər ジェスチャー(アクセントは、ジェ)
[語形変化]
現在形: gesture
三人称単数現在形: gestures
過去形: gestured
過去分詞: gestured
現在分詞: gesturing
[例文]
The police officer gestured for the driver to stop.
訳:警官は運転手に止まるように合図した。
【BACK】
beckon
[動詞の主な意味]
(人に来るように)(指・手で)合図する。
[発音]
békən ベカン(アクセントは、ジェ)
[語形変化]
現在形: beckon
三人称単数現在形: beckons
過去形: beckoned
過去分詞: beckoned
現在分詞: beckoning
[例文]
“I’ll show you the way” John said and beckoned me to follow him.
訳:「案内してあげるよ」とジョンは言って、ついてくるように私に合図した。
【BACK】
signal
[動詞の主な意味]
(物・音・動きなどで)合図を送る。
[発音]
sígnl スィグナル(アクセントは、スィ)
[語形変化]
現在形: signal
三人称単数現在形: signals
過去形: signaled
過去分詞: signaling
現在分詞: signaling
[例文]
The referee blew his whistle to signal the end of the game.
訳:試合の終了を告げるために審判は笛を吹いた。
【BACK】
wave
[動詞の主な意味]
(挨拶・合図として)手を振る。
[発音]
wéiv ウェイヴ(アクセントは、ウェ)
[語形変化]
現在形: wave
三人称単数現在形: waves
過去形: waved
過去分詞: waved
現在分詞: waving
[例文]
The guard waved us through the gate.
訳:警備員は門を通るように私達に手を振って合図した。
【BACK】
以上、ご閲覧ありがとうございました。