このシリーズでは、いろんな種類の類義語を学習します。今回は「心配している」という意味を持つ英単語の使い分けとニュアンスの違いを解説します。
「心配している」の英単語
worried, anxious, concerned, uneasy, insecure
使い分けのポイント
worriedは「心配している」という意味で最も一般的に使われる形容詞で、良くないことが起こるのではないか、または起こったのではないかと考えるというニュアンスをもっています。concernedもまた「心配している」という意味で、“She is worried[concerned] about her parents’ health.”(彼女は両親の健康を心配している)のようにworriedと置き換えて使うことができる場合が多いです。ただし、worriedが個人的な問題を心配している場合に多く使われるのに対し、concernedは他人のことや、社会的な問題などを心配している場合に使われる傾向があります。
anxiousは将来起こることを心配していることを意味します。例えば、“She seems to be anxious about the exam.”(彼女は試験のことを心配しているようだ)は、彼女がまだ行われてはいない試験のことを心配していることを表します。また、“Parents are anxious about their children.”(両親は子供達のことを心配している)は、将来的に子供達に何が起こるかを両親が心配しているということを表します。
uneasyは、良くないことが起こるような気がして落ち着かない気持ちを表します。例えば、“We felt uneasy about the weather.”(私達は天気が気がかりだった)は、「悪天候になる」ことを心配し、落ち着かない気持ちを表しており、“I felt uneasy about the changes in the company’s policy.”(会社の方針の変更に不安を感じた)は、「変更が悪い結果をもたらす」可能性を不安に感じているということを表しています。insecureは“She was insecure about her height when she was young.”(彼女は若い頃、背が高いことを気にしていた)のように、自分の容姿や能力などに自信がないことを意味します。
【目次】
worried
[形容詞の主な意味]
(人・問題・状況などを)心配している。(表情などが)心配そうな。(最も一般的な表現)
[発音]
wə́ːrid ウォーリド(アクセントは、ウォー)
[比較変化]
比較級: more worried
最上級: most worried
[例文]
He is worried about his health.
訳:彼は自分の健康を心配している。
【BACK】
anxious
[形容詞の主な意味]
(将来起こることを)心配している。
[発音]
ǽŋkʃəs アンクシャス(アクセントは、ア)
[比較変化]
比較級: more anxious
最上級: most anxious
[例文]
She is anxious about the examination.
訳:彼女は試験の心配をしている。
【BACK】
concerned
[形容詞の主な意味]
(他人・社会の問題などを)心配している。(表情などが)心配そうな。
[発音]
kənsə́ːrnd カンサーンド(アクセントは、サー)
[比較変化]
比較級: more concerned
最上級: most concerned
[例文]
I am concerned about his behavior.
訳:彼の行動が心配だ。
【BACK】
uneasy
[形容詞の主な意味]
(嫌なことが起こる気がして)落ち着かない、不安な。
[発音]
ʌníːzi アニーズィ(アクセントは、ニー)
[比較変化]
比較級: more uneasy, uneasier
最上級: most uneasy, uneasiest
[例文]
She seemed uneasy for some reason.
訳:彼女はなぜか不安そうだった。
【BACK】
insecure
[形容詞の主な意味]
(自分の容姿・能力などに)自信のない、不安な。
[発音]
ìnsikjúər インスィキュア(アクセントは、キュ)
[比較変化]
比較級: more insecure
最上級: most insecure
[例文]
He is insecure about his appearance.
訳:彼は自分の容姿に自信がない。
【BACK】
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