このシリーズでは、TOEICテストで800点超えを達成したTOEIC上級者の勉強法を公開します。
今回はTOEICスコア875点のMikanさんが執筆したTOEICテストで800点を取得するための勉強法をご紹介します。
集中力に自信がない人におすすめ!TOEICずぼら勉強法
TOEICテストに興味はあるけれど、集中力や忍耐力がなくて勉強が苦手な人は多いと思います。実は私もそういうタイプですが、TOEICずぼら勉強法という独自の学習法を実践してから、短期間でTOEICで875点を取ることができました。今回は私が試して効果のあった勉強法をご紹介します。
通勤時間に『1日1分レッスン!TOEICテスト』
私が使用したテキストは、『1日1分レッスン!TOEICテスト』という中村澄子さんの文庫本サイズの本です。この対策本の最大の効果は、文法・語彙の問題をスピーディに解く習慣が身につくことです。テキストには引っかけ問題の傾向や解法のコツについて解説がうまくまとめられています。また問題のページをめくると裏に答えと解説が載っているので、クイズ感覚で楽しむことができます。1問づつ学習できるので、勉強時間を十分に確保できない方におすすめです。
本のタイトルは『1日1分レッスン』とあるように、短い時間で集中して勉強することを意識して作られた本です。この本を一番活用していたのは通勤中の電車内でした。というのも、本のサイズがコンパクトなので、通勤時間がたとえ短くても、座れないときも、さっと取り出して勉強できるからです。この場合、移動にかかる時間も意識するのがポイントです。例えば1駅分移動するとき、3分かかるとします。TOEICの短文穴埋め問題を解くスピードは、1問30秒以下が理想ですので、その間に6問解ければ良いことになります。
英検長文問題でTOEICリーディング対策
TOEICリーディングパートは制限時間75分で100問出題されます。全ての問題を解答するには英文を速く読む能力が必要です。英文を速く読めるようになるには、ボキャブラリーを広げ、英語構文を覚え、読解力を鍛えることが必要です。
読解力トレーニングでお薦めしたい教材は、英検長文問題です。ずぼらな性格の方が公式TOEIC問題集で読解練習を行っても長続きしません。理由はTOEICリーディング問題の長文は広告やビジネスレターなどの内容が多く、読んで退屈だからです。一方、英検問題のパッセージは様々なトピックの説明文や評論文だから楽しく読むことができます。
英検長文問題のパッセージの単語数はTOEICの長文よりも多いため、リーディングの持久力がつきます。また長文問題では、文章中に答えの根拠を見つけるための読解力が鍛えられます。TOEIC Part7でも同様に文章中に正解の根拠が含まれているので読解力が必要です。このように英検長文問題でTOEICの読解力を鍛えることが可能です。
英検長文問題を使ったリーディング対策の注意点は、英検問題に出てくる英単語です。TOEICではビジネスと日常生活に関する英単語が出ます。英検では政治・社会・文化などTOEICでは殆ど出ない英単語も登場します。TOEICで出ないと思った単語は無理に覚える必要はありません。
ハリウッド映画でTOEICリスニング対策
ずぼらな性格の方には、ハリウッド映画でのリスニング練習もお薦めです。TOEIC900点台の人でも映画を字幕なしで聞き取るのは難しいので、最初から英語字幕を付けて練習しましょう。
映画を使ったリスニング練習のやり方は、鑑賞中に聞きとれないフレーズや知らない単語はノートへ書き留めることです。ボキャブラリーが増えます。また複数の映画で練習するよりも、お気に入りを1つ決めて、それを完璧に聞きとれるようになるまで繰り返し練習することが重要です。1本目を完璧に制覇できれば、2本目でのリスニング制覇が早くなります。
映画の選び方も重要です。TOEICの出題傾向を考慮すると、ビジネスシーンをテーマにすることが多いので、会話にスラングが多く使われるような映画よりは、ビジネスマンが登場する映画やドキュメンタリー作品の方が良いでしょう。オススメは難しい単語が多く出てくる「インセプション」です。TOEICに出てくる頻出単語も会話で登場します。
ずぼら学習法で200点以上アップ
集中力に自信がないずぼらな性格の人でも、英語を楽しみながら学ぶことで勉強が習慣化し、結果的にスコアが伸びていきます。日々のスキマ時間を有効に活用してTOEIC対策を行えば、限られた勉強時間でもTOEIC800点超えは可能だと思います。私はTOEICを初めて受験した時は630点でしたがTOEICずぼら学習法と出会い、一気に820点を取得することができました。その後も830点、875点と徐々にスコアを伸ばし続けています。
プロフィールとTOEIC公式認定証
今回のブログ記事を執筆して頂いたライターさんのプロフィールと、TOEIC公式認定証です。
- Mikanフリーライターとして活動中。これまで旅行で訪れたことのある国は、イギリス、フランス、デンマーク、スイス、アメリカ、モンテネグロです。語学の習得は終わりがないからこそ面白いと思っています。