このシリーズでは英語の色々な類義語を学習します。今回は「率直な」の意味を持つ英単語の使い分けとニュアンスの違いを解説します。
「率直な」の英語 類義語
frank, open, blunt, straightforward, candid
使い分けとニュアンスの違い
frank
frank は人の意見や態度が直接的で正直であることを表す形容詞で、“To be frank with you, I don’t think that is going to work.”(率直に言うと、それはうまくいかないと思う)のように、相手が気分を害する可能性があっても本心を遠慮なく伝えるというニュアンスがあります。
open
open は「開かれた」という基本的な意味をもつ形容詞ですが、“We had an open discussion about the matter.”(私達はその問題について率直に話し合った)のように、人の意見や態度に隠しごとがなく公然としている様子を表す形容詞としても使うことができます。
straightforward
straightforward は人の意見や態度に裏表がなく、何かを隠そうとしたり、誰かをだまそうとしていないことを表します。straightforward には「複雑ではない」というニュアンスがあるため、例えば“She was straightforward with us about the risks involved in the process. ”(彼女はその工程に含まれるリスクについて率直に話してくれた)と表現すると、彼女がリスクについて率直かつ分かりやすく話してくれたというニュアンスが出ます。
candid
candid は意見や感情を隠さず誠実に述べる様子を表す単語で、“He made a candid confession of his crimes.”(彼は自分の罪を正直に告白した)のように、失敗や問題などの言いにくいことについても率直であることを表します。
blunt
blunt は発言などが無遠慮で配慮に欠けることを表します。
frank
[形容詞の主な意味]
(人・意見・態度などに)(遠慮がなく)率直な。
[発音]
frǽŋk フランク(アクセントは、ラ)
[比較変化]
比較級: franker, more frank
最上級: frankest, most frank
[例文]
They had a frank exchange of views on the issue.
訳:彼らはその問題について率直な意見交換をした。
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open
[形容詞の主な意味]
(人が)(~について)隠しだてをしない。
[発音]
óupən オウプン(アクセントは、オ)
[比較変化]
比較級: more open
最上級: most open
[例文]
He is open about his feelings.
訳:彼は自分の感情を率直に話す。
【BACK】
blunt
[形容詞の主な意味]
(人・発言などが)(相手の気持ちを考慮せず)ぶっきらぼうな、そっけない。
[発音]
blʌ́nt ブラント(アクセントは、ラ)
[比較変化]
比較級: blunter
最上級: bluntest
[例文]
She can be blunt at times.
訳:彼女は時にぶっきらぼうに話すことがある。
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straightforward
[形容詞の主な意味]
(人・発言などが)正直で直接的な。
[発音]
strèitfɔ́ːrwərd ストレイトフォーワード(アクセントは、フォー)
[比較変化]
比較級: more straightforward
最上級: most straightforward
[例文]
She gave a straightforward answer to the question.
訳:彼女はその質問に率直に答えた。
【BACK】
candid
[形容詞の主な意味]
(人・発言などが)(言いにくいことについても)率直な。
[発音]
kǽndid カンディッド(アクセントは、カ)
[比較変化]
比較級: more candid
最上級: most candid
[例文]
He is candid about his past mistakes.
訳:彼は自分の過去の失敗について率直だ。
【BACK】
以上、ご閲覧ありがとうございました。