TOEIC Part5 練習問題と解説 (No.37)

このシリーズではTOEIC Part5 の練習問題とネイティブ先生による解説を公開します。

TOEIC Part5 短文穴埋め問題 No.37

英文の空欄に該当する最も適切なフレーズを(A)~(D)の選択肢から選んでください。

1. Please be aware that if you do not submit all of the required forms by the deadline, your application will not __________ .

   (A) have considered
   (B) consider
   (C) be considered
   (D) considering

2. Farsight Computing announced this morning __________ it has signed a business cooperation agreement with Vistech.

   (A) what
   (B) that
   (C) about
   (D) which

3. Flights out of New York have been cancelled __________ the heavy fog.

   (A) because
   (B) even though
   (C) despite
   (D) because of

4. Candidates must have a __________ of 5 years experience in the publishing industry.

   (A) minimum
   (B) least
   (C) smallest
   (D) minority

5. __________ 100 people attended the seminar on the first day.

   (A) More
   (B) Over
   (C) Greater
   (D) Excess






TOEIC 練習問題の答えと解説

1. 正解は(C)の「be considered」

【解説】選択肢はすべて動詞consider(考慮する)の変化形です。まず、空欄の前に未来否定形のwill notがあることから、現在分詞のconsideringは空欄に入らないことが分かります。残りの三つの選択肢は文法的には問題ありませんが、ここでヒントになるのは主語がyour application(あなとの申し込み)であることです。consider、またはhave consideredを空欄に入れると、「申し込みが考慮する」、または「申し込みが考慮した」という不自然な文章になってしまうため、空欄には受動態のbe consideredが入ります。

【英文】Please be aware that if you do not submit all of the required forms by the deadline, your application will not be considered.
訳:必要な書類をすべて締め切りまでにご提出いただけない場合は、検討の対象外となりますのでご注意ください。
選択肢:have considered、consider、be considered、considering

2. 正解は(B)の「that」

【解説】問題文の動詞であるannounce(発表する)には「何を」発表するのかを表す目的語が必要です。問題文のannouncedの直後には名詞句のthis morning(今朝)がありますが、「今朝を発表した」では不自然であるため、this morningは目的語ではないと分かります。発表された内容は空欄以下のit has signed a business cooperation agreement with Vistech(Vistech社と業務協力契約を結んだ)で、空欄にthatを入れてthat節を作ることで、この節全体を目的語とすることができます。

【英文】Farsight Computing announced this morning that it has signed a business cooperation agreement with Vistech.
訳:Farsight Computing社は、Vistech社と業務協力契約を結んだと今朝発表した。
選択肢:what、that、about、which

3. 正解は(D)の「because of」

【解説】空欄前のFlights out of New York have been cancelled(ニューヨーク発の便は欠航になった)という節から、空欄後のthe heavy fog(濃霧)が欠航の原因であることが分かります。従って、空欄には原因を表す語句を入れる必要があります。even thoughとdespiteはどちらも「にもかかわらず」という意味で使うため、空欄には入りません。becauseとbecause ofはどちらも原因を表す表現ですが、becauseはI was late for work because there was an accident.(事故のため私は仕事に遅れた)のように、節を後ろにとるため、問題文のような名詞または名詞句の前では使うことができません。従って空欄には名詞、または名詞句とともに使うことができるbecause ofが入ります。

【英文】Flights out of New York have been cancelled because of the heavy fog.
訳:ニューヨーク発の便は濃霧により欠航になった。
選択肢:because、even though、despite、because of

4. 正解は(A)の「minimum」

【解説】空欄の前に冠詞のaがあり、後に前置詞のofがあることから、空欄には名詞が入ると推測できます。選択肢の中の名詞はminimum(最低限)とminority(少数)で、期間の長さについて使えるのはminimumのみです。なお、least(最少)とsmallest(最小)は形容詞の最上級であるため、空欄に入れることはできません。

【英文】Candidates must have a minimum of 5 years experience in the publishing industry.
訳:志願者は最低5年の出版業界での経験をもっていなくてはならない。
選択肢:minimum、least、smallest、minority

5. 正解は(B)の「Over」

【解説】空欄の後に100 peopleという名詞句があるので、文法的に適切なのは前置詞のover(以上)のみです。moreとgreaterは比較級の形容詞で、数字の前に使う場合はmore than、greater thanとする必要があります。excessは「超過」を意味する名詞であるため、文法的に不適切です。ただし、in excess of(より多くの)という表現でなら使うことができます。

【英文】Over 100 people attended the seminar on the first day.
訳:1日目には100人以上がセミナーに出席した。
選択肢:More、Over、Greater、Excess