TOEIC Part5 練習問題と解説 (No.46)

このシリーズではTOEIC Part5 の練習問題とネイティブ先生による解説を公開します。

TOEIC Part5 短文穴埋め問題 No.46

英文の空欄に該当する最も適切なフレーズを(A)~(D)の選択肢から選んでください。

1. Greenstar Motors __________ a 10% increase in first-quarter net profit.

   (A) appealed
   (B) released
   (C) announced
   (D) expressed

2. The construction plans are facing strong __________ from local residents.

   (A) opposition
   (B) oppose
   (C) opposing
   (D) opposed

3. Please don’t forget to turn off __________ the lights when you leave.

   (A) every
   (B) all
   (C) each
   (D) whole

4. The software has been significantly redesigned to __________ it easier to use.

   (A) do
   (B) make
   (C) have
   (D) change

5. Ms. Turner applied __________ a job as personal assistant to the CEO of Hancock Corporation.

   (A) in
   (B) at
   (C) for
   (D) until






TOEIC 練習問題の答えと英文法解説

1. 正解は(C)の「announced」

【解説】問題文には動詞がないので、空欄には必ず動詞が入ることが分かります。問題文の主語は空欄の前にあるGreenstar Motors(Greenstar自動車)という名詞句です。目的語は空欄の後にあるa 10% increase in first quarter net profit「第1四半期の純利益の10%増加」という名詞句で、主要部はincrease(増加)です。選択肢の中でincreaseを目的語にできるのはannounced(発表した)のみです。

【英文】Greenstar Motors announced a 10% increase in first-quarter net profit.
訳:Greenstar自動車は第1四半期の純利益が10%増加したと発表した。
選択肢:appealed、released、announced、expressed

2. 正解は(A)の「opposition」

【解説】問題文の動詞はfaced(直面した)ですが、face(直面する)には目的語が必要です。問題文には目的語がないため、空欄には目的語が入ると推測できます。目的語は名詞、代名詞、名詞句のいずれかである必要があるため、動詞のoppose(反対する)とその過去形であるopposed(反対した)は空欄には入りません。動名詞のopposing(反対すること)は名詞ですが、文章の意味に合いません。空欄に入るのは名詞のopposition(反対)です。

【英文】The construction plans are facing strong opposition from local residents.
訳:その建設計画は地元住民からの強い反対に直面している。
選択肢:opposition、oppose、opposing、opposed

3. 正解は(B)の「all」

【解説】選択肢はすべて形容詞ですが、定冠詞のtheの前で使うことができるのはallのみです。従って空欄にはallが入ります。なお、問題文の空欄後には複数形の名詞lightsがありますが、each(それぞれの)とwhole(全体の)の後には必ず単数形を用います。every(すべての)は複数形の前でも使うことがありますが、それは「every+数+複数形の名詞・代名詞」の場合に限られており、every 5 minutes(5分ごとに)、one in every 10 people(10人ごとに一人)のように、everyの後にくるもの(例では5 minutesと10 people)を一つのものとして表現します。

【英文】Please don’t forget to turn off all the lights when you leave.
訳:帰る時にすべての電気を消すのを忘れないでください。
選択肢:every、all、each、whole

4. 正解は(B)の「make」

【解説】「make+it+形容詞+to+動詞の原形」は「(動詞)することを(形容詞)にする」ことを意味する決まった表現です。従って空欄にはmakeが入ります。make it easier to useは直訳すると「使うことをより簡単にする」ことを意味します。

【英文】The software has been significantly redesigned to make it easier to use.
訳:ソフトウェアを使いやすくするために、デザインが大きく変更された。
選択肢:do、make、have、change

5. 正解は(C)の「for」

【解説】空欄前のapplyは「応募する」ことを意味する動詞です。空欄後にa jobとあることから、空欄には「仕事に応募する」の「に」にあたる前置詞を入れる必要があると分かります。選択肢はすべて前置詞で、for、at、inはいずれも日本語で「に」と訳すことがあります。しかしapplyとともに「~に応募する」という意味で使うことができるのはforのみです。
atはat 10am(10時に)やat the reception(受付に)のように、時間や場所の一点を表す場合に使い、inは主にin the car(車内に)、in the drawer(引き出しに)のように、何かが空間の内部「に」あることを表す場合に使います。untilはwait until 2pm(午後2時まで待つ)のように、継続している動作や状態の期限を表します。

【英文】Ms. Turner applied for a job as personal assistant to the CEO of Hancock Corporation.
訳:ターナーさんはHancock Corporation社の最高経営責任者の個人秘書の仕事に応募した。
選択肢:in、at、for、until