「優れた」の意味を持つ英単語の使い分け

このシリーズでは、いろんな種類の類義語を学習します。今回は「優れた」という意味を持つ英単語の使い分けとニュアンスの違いを解説します。

「優れた」の英単語

excellent, superior, outstanding, exceptional

使い分けのポイント

excellentはある物が「非常に優れている」ことや、人が「優秀である」ことを意味します。superiorは物の質が「優れている」ことを表す単語ですが、「他の物よりも優れている」というニュアンスをもっています。例えば、“The new smartphone model offers superior performance.”は「新しい型のスマホは性能が優れている」という文章ですが、「古い型に比べて」という比較が含意されています。なお、superiorを人について使うと、“He thinks he is superior to the other students.”(彼は自分が他の生徒達より優れていると考えている)のように、相手(例文では「彼」)を非難するようなニュアンスが出ます。

outstandingは「目立つ」こと、「他より抜きん出る」ことを意味する動詞outstandから派生した単語で、「傑出している」ことを意味します。exceptionalは「例外」、「異例」を意味する名詞exceptionの形容詞形で、ある人や物が他に比べて例外的なほどに優れていることを表します。

【目次】

excellent

[形容詞での主な意味]
 優秀な、非常に優れた。

[発音]
 éksələnt エクセレント(アクセントは、エ)

[比較変化]
 無し

[例文]
 She is an excellent researcher.
 訳:彼女は優秀な研究者だ。

【BACK】

superior

[形容詞での主な意味]
 (質が)(~より)優れた。

[発音]
 supíəriər スピアリア(アクセントは、ピ)

[比較変化]
 無し

[例文]
 The new car is superior to the old model.
 訳:新しい車は古い型よりも優れている。

【BACK】

outstanding

[形容詞での主な意味]
 傑出した。

[発音]
 àutstǽndiŋ アウトスタンディング(アクセントは、タ)

[比較変化]
 比較級: more outstanding
 最上級: most outstanding

[例文]
 He is an outstanding actor.
 訳:彼は傑出した俳優だ。

【BACK】

exceptional

[形容詞での主な意味]
 並外れた。

[発音]
 iksépʃənəl イクセプショナル(アクセントは、セ)

[比較変化]
 比較級: more exceptional
 最上級: most exceptional

[例文]
 She has an exceptional talent for singing.
 訳:彼女は並外れた歌の才能をもっている。

【BACK】

以上、ご閲覧ありがとうございました。