このシリーズではTOEIC Part5 の練習問題とネイティブ先生による文法解説を公開します。
TOEIC Part5 短文穴埋め問題 No.6
英文の空欄に該当する最も適切なフレーズを(A)~(D)の選択肢から選んでください。
1. At the meeting, several possible causes of the __________ decline in sales were identified.
(A) recent
(B) recently
(C) lately
(D) soon
2. The results of the survey will __________ in a meeting to be held on April 22nd.
(A) present
(B) be present
(C) presented
(D) be presented
3. Let’s move __________ to the next item on the agenda.
(A) in
(B) out
(C) on
(D) about
4. Farside Software reported that its third-quarter profits fell 19% compared __________ the previous year.
(A) in
(B) with
(C) for
(D) within
5. Productivity has almost __________ since she became CEO in 2010.
(A) double
(B) doubles
(C) doubled
(D) doubling
TOEIC 練習問題の答えと英文法解説
1. 正解は(A)の「recent」
【解説】空欄が定冠詞のtheと名詞のdecline(低下)の間にあることから、空欄にはdeclineを修飾する形容詞が入ると推測できます。選択肢の中の形容詞はrecent(最近の)のみです。他の選択肢は副詞で、declineを修飾することはできません。
【英文】At the meeting, several possible causes of the recent decline in sales were identified.
訳:会議では、最近の売り上げ低下の原因として考えられることがいくつか指摘された。
選択肢:recent、recently、lately、soon
2. 正解は(D)の「be presented」
【解説】willの後には必ず動詞の原形を用いるため、過去形あるいは過去分詞であるpresented(発表した)は文法的に正しくありません。空欄に入る動詞の主語はthe results of the survey(調査結果)です。結果が「発表する」ことはあり得ないので、結果が「発表される」という受動態の文にする必要があります。受動態は「be動詞 + 過去分詞」なので、be presentedが正解です。
【英文】The results of the survey will be presented in a meeting to be held on April 22nd.
訳:調査結果は4月22日に開催される会議で発表される。
選択肢:present、be present、presented、be presented
3. 正解は(C)の「on」
【解説】選択肢はすべて前置詞または副詞です。いずれもmoveとともに句動詞として使うことができますが、適切なのはmove on(次に移る、先に進む)のみで、move in(入居する)、move out(家を出る)、move about(動き回る)は文意に合いません。
【英文】Let’s move on to the next item on the agenda.
訳:アジェンダの次の項目に移ろう。
選択肢:in、out、on、about
4. 正解は(B)の「with」
【解説】選択肢はすべて前置詞です。空欄の後にはthe previous year(前年)という時間を表す表現がありますが、in the previous year(前年に)やwithin the previous year(前年以内)は文意に合いません。問題文では「本年の第3四半期の利益」と「前年の第3四半期の利益」を比べているため、二つの物事を比較する際の「と」に相当する前置詞が必要です。英語の場合、二つの物事の比較に使う前置詞はwith(またはto)です。
【英文】Farside Software reported that its third-quarter profits fell 19% compared with the previous year.
訳:Farside Software社は前年と比べて第3四半期の利益が19%低下したと報告した。
選択肢:in、with、for、within
5. 正解は(C)の「doubled」
【解説】選択肢はすべて動詞のdouble(倍増する)の変化形です。since (以来)が使われていることから、問題文が2010年から現在までの状態を表していることが分かります。従って、過去に始まり現在まで続く状態を表す現在完了形を使います。現在完了形は「has/have + 過去分詞」で、空欄の前にはhasがすでにあります。空欄には過去分詞であるdoubledが入ります。
【英文】Productivity has almost doubled since she became CEO in 2010.
訳:2010年に彼女が社長になってから、生産性はほぼ倍増している。
選択肢:double、doubles、doubled、doubling