TOEIC Part5 練習問題と解説 (No.10)

このシリーズではTOEIC Part5 の練習問題とネイティブ先生による文法解説を公開します。

TOEIC Part5 短文穴埋め問題 No.10

英文の空欄に該当する最も適切なフレーズを(A)~(D)の選択肢から選んでください。

1. Please arrive a __________ minutes early so that we can start the meeting on time.

   (A) little
   (B) some
   (C) few
   (D) several

2. Hislop Corporation is __________ of Australia’s biggest construction companies.

   (A) first
   (B) one
   (C) between
   (D) among

3. Haslam Electronics plans to open 10 more stores __________ the next 5 years.

   (A) until
   (B) before
   (C) by
   (D) within

4. Gloves must be worn when __________ this machine.

   (A) use
   (B) uses
   (C) using
   (D) used

5. Ms. Taniguchi has spent her __________ career in the tourism industry.

   (A) all
   (B) entire
   (C) most
   (D) thorough






TOEIC 練習問題の答えと英文法解説

1. 正解は(C)の「few」

【解説】空欄の前には不定冠詞のaがあり、後には名詞minutes(分)の複数形があります。冠詞の後にsome(いくらかの)やseveral(いくつかの)を使うことはできないため、someとseveralは空欄には入りません。littleとfewは不定冠詞の後でも使うことができます。ただし、a little(少量の)は不可算名詞としか使うことができないため、可算名詞であるminutesの前にある空欄には入りません。解答として適切なのはfewで、a fewは「少数の」という意味をもちます。

【英文】Please arrive a few minutes early so that we can start the meeting on time.
訳:時間どおりに会議を開始できるように数分前に来てください。
選択肢:little、some、few、several

2. 正解は(B)の「one」

【解説】between(の間)とamong(の中で)は前置詞で、後ろにofをつけることはありません。空欄の後にはofがあるため、betweenとamongは空欄には不適切です。firstを使う場合は定冠詞のtheをつけてthe firstとする必要がありますが、空欄の前にはtheがありません。英文で使えるのはone(一つ)のみです。

【英文】Hislop Corporation is one of Australia’s biggest construction companies.
訳:Hislop Corporation社はオーストラリアの最大手の建設会社の一つだ。
選択肢:first、one、between、among

3. 正解は(D)の「within」

【解説】選択肢はすべて前置詞です。until(まで)とby(までに)は、Please wait until 3pm(午後3時まで待ってください)、Please finish this assignment by the end of next week(この課題を来週末までに終わらせてください)のように、ある一点の時間を示して使う前置詞で、英文のthe next 5 years(今後5年)のような期間を表す表現とともに使うことはできません。before(の前に)は、since 5 years before(5年前から)のように期間を表して使うこともできますが、英文の文意には合いません。空欄に適切なのはwithin(以内)のみです。

【英文】Haslam Electronics plans to open 10 more stores within the next 5 years.
訳:Haslam電機は今後5年以内にさらに10店舗を開店する予定だ。
選択肢:until、before、by、within

4. 正解は(C)の「using」

【解説】選択肢はすべて動詞use(使う)の変化形ですが、英文にはuseの主語がありません。従って、空欄には動詞ではなく名詞を入れる必要があります。選択肢の中で名詞としても使えるのはing形のusingのみです。

【英文】Gloves must be worn when using this machine.
訳:この機械を使う時は手袋を着用しなければならない。
選択肢:use、uses、using、used

5. 正解は(B)の「entire」

【解説】空欄の前には所有格の代名詞であるher(彼女の)があり、後には名詞のcareer(キャリア)があります。選択肢の中で、所有格の代名詞と名詞の間で使うことができるのはentire(全体の)とthorough(徹底的な)です。どちらも形容詞ですが、thoroughは文意に合わないため、空欄にはentireが入ります。

【英文】Ms. Taniguchi has spent her entire career in the tourism industry.
訳:谷口さんはキャリアのすべてを観光産業の仕事に費やしてきた。
選択肢:all、entire、most、thorough