今回は「約束・誓い」という意味を持つ英単語の使い分けとニュアンスの違いを解説します。
「約束・誓い」の英単語
promise, vow, oath, pledge, word, guarantee
使い分けのポイント
promiseは「約束」という意味で最も一般的に使われる名詞で、「あることをする、またはしないという約束」を表します。wordは「言葉」という意味で基本的に使われる名詞ですが、「あることを必ず行うという約束」という意味でも使うことができます。なお、「約束」という意味でwordを使う場合は、“I give you my word.”(約束するよ)、“I trust him to keep his word.”(彼は約束を守ると信じている)のように、必ず所有格代名詞を前につけます。guaranteeは「保証する」ことを意味する動詞として頻繁に使われる単語ですが、「約束」という意味をもつ名詞としても用いることができます。動詞としての意味と同様に、名詞としてのguaranteeにも「あることが必ず行われるという保証」、または「あることが真実であるという保証」というニュアンスがあります。
pledgeは「誓い」とも訳されることがある名詞で、「固い約束」を意味します。また、政府や政党などの「公約」を表す場合にもpledgeを使います。vowは約束よりも重い「誓い」や「誓約」を表す名詞です。oathもまた「誓い」を意味する単語ですが、特に公式な誓いについて述べる場合に使います。
【目次】
promise
[名詞での主な意味]
(あることをする・しないという)約束。(最も一般的な表現)
[発音]
prɑ́məs プロミス(アクセントは、ロ)
[語形変化]
単数形: promise
複数形: promises
[例文]
She made a promise that she’d not be late for the curfew anymore.
訳:彼女は今後は門限に遅れないと約束した。
【BACK】
vow
[名詞での主な意味]
誓い、誓約。
[発音]
váu ヴァウ(アクセントは、ヴァ)
[語形変化]
単数形: vow
複数形: vows
[例文]
The couple exchanged their wedding vows.
訳:2人は結婚の誓いを交わした。
【BACK】
oath
[名詞での主な意味]
(公式な)誓い、誓約。
[発音]
óuθ オウス(アクセントは、オ)
[語形変化]
単数形: oath
複数形: oaths
[例文]
They swore an oath of loyalty.
訳:彼らは忠誠を誓った。
【BACK】
pledge
[名詞での主な意味]
固い約束。(政府・政党などの)公約。
[発音]
plédʒ プレッジ(アクセントは、レ)
[語形変化]
単数形: pledge
複数形: pledges
[例文]
The candidate kept his pledge to cut taxes.
訳:その候補は減税の公約を守った。
【BACK】
word
[名詞での主な意味]
(あることを必ず行うという)約束。
[発音]
wə́ːrd ワード(アクセントは、ワー)
[語形変化]
単数形: word
複数形: words
[例文]
He is a man of his word.
訳:彼は約束を必ず守る人だ。
【BACK】
guarantee
[名詞での主な意味]
(あることが必ず行われるという)保証、約束。(あることが真実であるという)保証、約束。
[発音]
gæ̀rəntíː ギャランティー(アクセントは、ギャ)
[語形変化]
単数形: guarantee
複数形: guarantees
[例文]
He gave me a guarantee that the work would be completed on time.
訳:彼は作業が期日どおりに完了されると確約した。
【BACK】
以上、ご閲覧ありがとうございました。