このシリーズでは英語の色々な類義語を学習します。今回は「賢い」という意味を持つ英単語の使い分けとニュアンスの違いを解説します。
「賢い」の英単語
smart, clever, wise, intelligent, brilliant
類義語の使い方とニュアンス
smart, clever
smart と clever は共に「頭が良い」という意味をもつ形容詞で、何かの習得が早い人、または良い判断を素早くできる人を表して使います。どちらも意味に違いはなく、アメリカ英語ではsmartが、イギリス英語ではcleverがよく使われます。
wise
wise は「賢明である」という意味で、学習や経験によって得た豊かな知恵や知識を持ち、適切な判断や助言ができることを表します。また、“a wise decision”(賢明な判断)のように、人に限らず分別のある行為についても使うことができます。
intelligent
intelligent は「知能が高い」という意味で、学習能力や理解力、論理的な判断力が高いことを表します。intelligentは、smart や clever よりも表現としてはやや硬いです。
brilliant
smart、clever、bright、wise、intelligent のどれでも表現することができず、圧倒的に頭が良いと述べたい場合には「優秀な」という意味の brilliant を使います。
例えば、“She is a smart student.”は「彼女は賢い生徒だ」という意味ですが、“She is a brilliant student.”とすると、彼女が他のどの生徒よりも圧倒的に賢いという意味になります。
bright
bright も smart、cleverと同様に「頭が良い」ことを意味しますが、“a bright child”(賢い子)のように通常子供が賢いことを表して使います。
knowledgeable
knowledgeable は「知識」を意味するknowledgeの形容詞で、ある分野についての知識が豊富であることを意味します。
shrewd
shrewd は「鋭敏な」という意味で、状況をよく理解して的確な判断ができる人を表して使います。
smart
[形容詞の主な意味]
賢い、利口な。気のきいた。(主にアメリカ英語)
[発音]
smɑ́ːrt スマート
[比較変化]
比較級: smarter
最上級: smartest
[例文]
He is very smart.
訳: 彼はとても賢い。
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clever
[形容詞の主な意味]
賢い、利口な。物わかりのよい。(主にイギリス英語)
[発音]
klévər クレバー
[比較変化]
比較級: cleverer
最上級: cleverest
[例文]
She is very clever.
訳: 彼女はとても賢い。
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wise
[形容詞の主な意味]
賢い、聡明な。学識豊かな。経験と知識を持ち、賢明な決定や助言ができる。
[発音]
wáiz ワイズ
[比較変化]
比較級: wiser
最上級: wisest
[例文]
No man is wise at all times.
訳: 常に賢くいられる人間はいない。(デジデリウス・エラスムスの格言)
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intelligent
[形容詞の主な意味]
知識の高い。理解力がある。論理的な思考ができる。
[発音]
intélidʒənt インテリジェント
[比較変化]
比較級: more intelligent
最上級: most intelligent
[例文]
She is a beautiful and intelligent woman.
訳: 彼女は才色兼備の女性です。
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brilliant
[形容詞の主な意味]
非常に頭が良く才能にあふれた。きわめて優秀な。
[発音]
bríljənt ブリリァント
[比較変化]
比較級: more brilliant
最上級: most brilliant
[例文]
He has a brilliant career
訳: 彼は輝かしい経歴を持っている。
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