このシリーズでは、いろんな種類の類義語を学習します。今回は「秘密の」という意味を持つ英単語の使い分けとニュアンスの違いを解説します。
「秘密の」の英単語
secret, confidential, covert, classified, hidden
使い分けのポイント
secretは「秘密の」という意味で使われる最も一般的な形容詞で、“a secret place”(秘密の場所)、“a secret talk”(秘密の話)、“secret information”(秘密の情報)など、物事や情報が「ごく少数の人にしか知られていない」というニュアンスで幅広く使われます。また、“This is my secret.”(これは私の秘密だ)のように、secretは名詞として「秘密」という意味ももっています。
confidentialはsecretよりも使われる場面が限られている単語で、“a confidential document”(機密文書)、“a confidential letter”(親展書)のように、政治やビジネス上の文書や情報が「機密である」という意味で多く使われます。classifiedはconfidentialよりもさらに使い方が限られ、政府などの公的機関の情報が「機密扱いである」ことを意味します。
covertは、“He gave her a covert glance.”(彼は気づかれないように彼女を一瞥した)のように、「人が容易に気づかないように行われた」というニュアンスをもっています。
hiddenは“a hidden camera”(隠しカメラ)、“a hidden purpose”(隠れた目的)のように、物事が人に見つからないように「隠されている」ことを表します。
【目次】
secret
[形容詞の主な意味]
(物事・活動などが)秘密の。(最も一般的な表現)
[発音]
síːkrət スィークレット(アクセントは、スィー)
[比較変化]
比較級: more secret
最上級: most secret
[例文]
They held a secret meeting.
訳:彼らは秘密の会合を開いた。
【BACK】
confidential
[形容詞の主な意味]
(公文書・情報などが)(規則・法律などによって)機密の。
[発音]
kɑ̀nfədénʃəl カンファデンシャル(アクセントは、デ)
[比較変化]
比較級: more confidential
最上級: most confidential
[例文]
This report is strictly confidential.
訳:この報告書は極秘のものだ。
【BACK】
covert
[形容詞の主な意味]
(活動などが)ひそかな。(硬い表現)
[発音]
kóuvərt コウヴァート(アクセントは、コ)
[比較変化]
比較級: more covert
最上級: most covert
[例文]
The police are conducting covert surveillance of the suspect.
訳:警察は容疑者をひそかに監視している。
【BACK】
classified
[形容詞の主な意味]
(公的機関の情報が)機密扱いの。
[発音]
klǽsəfàid クラサファイド(アクセントは、ラ)
[比較変化]
比較級: more classified
最上級: most classified
[例文]
Classified information was leaked to the public.
訳:機密情報が公に漏れた。
【BACK】
hidden
[形容詞の主な意味]
(物事が)隠された。
[発音]
hídn ヒドゥン(アクセントは、ヒ)
[比較変化]
比較級: more hidden
最上級: most hidden
[例文]
There is a hidden entrance to this castle.
訳:この城には秘密の入口がある。
【BACK】
以上、ご閲覧ありがとうございました。