このシリーズでは、いろんな種類の類義語を学習します。今回は「関係」という意味を持つ英単語の使い分けとニュアンスの違いを解説します。
「関係」の英単語
relationship, relation, association, connection, link
使い分けのポイント
relationshipとrelationはどちらも人や集団、国家などの間の「関係」を表します。relationshipは特に個人間の関係を表す場合に使うことが多く、“I’m not in a relationship now.”(今付き合っている人はいない)のように、「恋愛関係」を意味することもあります。relationはrelationshipよりもやや硬い表現で、国家や組織間の関係を表して主に使われます。その場合、“international relations”(国際関係)、“industrial relations”(産業関係)のように複数形になることが多いです。
associationはビジネスのように利害を同じくする人や組織などの間の「協力関係」を表しますが、個人間の「付き合い」という意味で使われることもあります。“They denied having any association with the terrorist group.”(彼らはテロリスト集団との関係を否定した)のように、associationは関係の有無を述べる場合によく使われます。
connectionとlinkはどちらも二つ以上の出来事や事件などの間の「関係」を表す名詞で、“connection[link] between smoking and lung cancer”(喫煙と肺がんの因果関係)のように「因果関係」を表して使うことが多いです。
【目次】
relationship
[名詞の主な意味]
(人と人の)関係。恋愛関係。
[発音]
riléiʃənʃìp リレイシャンシップ(アクセントは、レ)
[語形変化]
単数形: relationship
複数形: relationships
[例文]
He works hard to maintain a good relationship with his boss.
訳:彼は上司と良好な関係を保つために懸命に努力している。
【BACK】
relation
[名詞の主な意味]
[複数形で](国・組織などの間の)関係。
[発音]
riléiʃən リレイシャン(アクセントは、レ)
[語形変化]
単数形: relation
複数形: relations
[例文]
Relations between the two countries remain strained.
訳:両国間の関係はまだ緊迫している。
【BACK】
association
[名詞の主な意味]
(ビジネスなどでの)協力関係。(人との)付き合い。
[発音]
əsòusiéiʃən アソウスィエイシャン(アクセントは、エ)
[語形変化]
単数形: association
複数形: associations
[例文]
The event was organized in association with the city council.
訳:そのイベントは市議会と協力して企画された。
【BACK】
connection
[名詞の主な意味]
(2つ以上の出来事・事件・行為などの)関係。(行動と病気などの)因果関係。
[発音]
kənékʃən カネクシャン(アクセントは、ネ)
[語形変化]
単数形: connection
複数形: connections
[例文]
Police think there is a connection between the two murders.
訳:警察はその2つの殺人事件に関係があると見ている。
【BACK】
link
[名詞の主な意味]
(2つ以上の出来事・事件・行為などの)関係。(行動と病気などの)因果関係。
[発音]
líŋk リンク(アクセントは、リ)
[語形変化]
単数形: link
複数形: links
[例文]
Scientists have established a link between smoking and lung cancer.
訳:科学者は喫煙と肺がん間の因果関係を立証した。
【BACK】
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